足関節・足部 捻挫で必ず評価するべき部位 前下脛腓靭帯損傷を見逃すな! ~不安定性や変形リスクの増大~ 2024年9月24日 1.AITFLの解剖と機能 足関節捻挫は最も多い外傷のうちの1つになります。その中でも、約20%はSyndesmotic靱帯の損傷が生じると報告されています。Syndesmoticは遠位脛腓関節を指しますが、Syndesmotic損傷はSyndesmotic靱帯損傷を示すことが多いです。 まずは遠位脛腓関... @PtGekikara
足関節・足部 腓腹筋に機能低下が生じると ~足関節底屈以外の知るべき役割~ 2024年7月5日 腓腹筋は大腿骨内側上顆・外側上顆から起始し、アキレス腱を介して踵骨に付着する筋肉です。腓腹筋はヒラメ筋に次いで、下腿後面に存在する大きな筋肉です。 腓腹筋の主な役割は足関節底屈になりますが、腓腹筋のその他の着目すべき役割に「歩行時の蹴り出し」と「膝関節の可動域への関与」があります。今回の記事では、この2つの... @PtGekikara
足関節・足部 足関節 後脛骨筋の役割 ~この記事で後脛骨筋をマスター運動・アーチ・歩行への関与~ 2024年5月22日 後脛骨筋は足部の運動だけでなく、安定性に寄与しており重要な筋肉になります。後脛骨筋の機能低下が生じると、足部の運動障害だけでなく、足部の変形や歩行障害に関与します。 今回の記事では、後脛骨筋の解剖と機能を復習し、「後脛骨筋をどのように評価するのか?」「効果的なトレーニングの方法は何か?」について記載していきたい... @PtGekikara
足関節・足部 足関節 足と膝 ~膝OAで膝だけ見ていませんか?~ 2024年4月29日 高齢化と肥満の人口増加に伴い、変形性膝関節症(以下:膝OA)を経験する人がますます多くなり、全世界における65歳以上の40%が膝OAと考えられています。 膝OAでは膝関節の変形、疼痛、腫脹、機能不全など多くの症状を示し、その症状の出現に伴い、活動量の低下、歩行能力が低下し、人々の生活の質が大きく低下してしまい... @PtGekikara
足関節・足部 足関節 扁平足は改善するのか? 運動でどこまで改善する? 2024年4月26日 人間の足部は複雑な構造をしており、さまざまな組織がそれぞれの機能を果たすことで、身体が支持されています。 そして、足部の骨・靱帯・筋が内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチを形成します。これら、3つ個々のアーチの働きも大切ですが、協調的なアーチの関係性も大切になります。 足のアーチの構造と動... @PtGekikara
足関節・足部 足関節 足関節背屈の基礎 ~定義や運動方向を理解していますか?~ 2024年4月10日 皆さんにまず問題です。 足部に骨はいくつありますか? 足部に関節はいくつありますか? 足部に靱帯はいくつありますか? 足部に筋肉はいくつありますか? すべて知っている方はすごいです!この記事は読まなくてもよいくらいの足部マスターだと思います!足部には骨が26、関節は33、靱帯は107、筋肉が19... @PtGekikara
足関節・足部 何が損傷している? ~組織損傷から考える捻挫への介入~ 2024年2月15日 足関節捻挫は日常生活やスポーツ活動において、一番生じることが多い怪我の内の一つです。足関節捻挫の一般的な考えは”そんなに大した怪我ではない”といったような考え方が多いのが現状です。 しかし、足関節捻挫が生じると骨、靱帯、筋肉など多くの組織が損傷する可能性があり、痛みが長続きしたり、後遺症が残存することも多くあり... @PtGekikara
足関節・足部 足関節 私が実施しているアキレス腱の評価-介入 2024年1月14日 アキレス腱の障害はスポーツ選手だけでなく、一般的な生活をしている方でも生じる障害です。アキレス腱障害は一度発生すると、長期にわたって症状が残存する方も多くいます。 今回の記事では、アキレス腱の解剖から ・どの部位にストレスが生じやすいのか? ・なぜアキレス腱障害が生じるのか? ・アキレス腱の評価や介入方法はどん... @PtGekikara
足関節・足部 足関節 日常生活でかなり問題となる足関節底屈制限 ~神経の問題に着目して~ 2023年12月1日 足関節背屈可動域制限はセラピストが大好きな介入ポイントですが、足関節底屈可動域制限は以外に盲点となっていることが多いです。しかし、足関節底屈可動域制限は背屈可動域制限と同じくらい、日常生活上問題です。 足関節底屈可動域制限が存在すると、衣服や靴の着脱、階段昇降、歩行の蹴り出しなど、多くの日常生活動作に制限が出現し... @PtGekikara