膝関節の靭帯といえば
・前-後十字靭帯
・内-外側側副靭帯
・脛骨大腿靭帯
・内-外側膝蓋大腿靭帯
など多くの靭帯があります。前十字靭帯や内-外側側副靱帯は損傷することが多いため、着目されることが多いです。一方、内-外側膝蓋大腿靭帯についてはあまり着目されることがなく、解剖や機能についてもあまり詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では「内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)の解剖や機能、損傷した際にどんな評価-介入を実施するのか?」について記載していきます!
1.MPFLの解剖と機能
MPFLは大腿骨の内側上顆から膝蓋骨に向かって走行する靱帯になります。システマテックレビューでも、MPFLは内側上顆~膝蓋骨に付着すると記載してあります。(二重線維や扇状に走行しているとも記載してあります)
MPFLの主な役割として、膝蓋骨内側の主要な静的安定化構造と考えられており、膝蓋骨内側安定化の寄与率は60%と報告されています。そのため、MPFLは膝蓋骨の安定性においてかなり重要な組織であることがわかります。
また、
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